【備忘録】RAID-ZのHDD交換手順
今年はなんでもいいからアウトプットしていこうと思い、久々にブログを動かしてみました。
本日は、自作PCに積んでいる古いHDDを交換するお話です。
RAID-Zを組んでいるのでちょっと手順がややこしく、メモしておこうかと。
追記
本当は/dev/sdc
ではなく、/dev/sdc1
を指定したほうがよかったっぽいので、あとでやり直したのは内緒です。
10年もののHDDが壊れそう
これが10年くらい使っているSeagate製HDDのS.M.A.R.T値です。
CurrentPendingSector
(代替処理が保留されている不良セクタ数)とOffline_Uncorrectable
(回復不能なセクタ数)はゼロですが、RawReadErrorRate
(データ読み込みのエラー率)やSeekError_Rate
(シークのエラー率)はけっこうヤバそう。
対してこちらが2年ほど使っているWDのHDDのS.M.A.R.T値。健康です。
RAID-Zなので片方のHDDが壊れても無問題ですが、予防整備として交換しておきます。
交換手順
1. 交換するHDDをオフラインにする
zpool status
で現状を確認します。
ディスクはどちらもオンラインなので、壊れてはないっぽい?
ただし、古い方のHDDは正しく書き込みできていない可能性は大いにありますね。RAID-Zなので、どっちかが壊れていてもわかりませんし。
今回交換するのはsdc1
の方です。
下記のコマンドを実行して、交換するディスクをオフラインにします。
sudo zpool offline upool sdc1
2. HDDを交換する
物理的にHDDを交換します。
左が古いSeagate製HDD、右が新しい東芝製HDDです。
SeagateのHDDは、確か2012年モデルのiMacに内蔵されていたものだった気がします。
10年間お疲れ様でした。
3. 新しいHDDをRAID-Zに追加する
下記コマンドを実行し、zpool内のHDDをリプレイス。あとは同期が完了するのを待つだけです。
sudo zpool replace upool sdc1 /dev/sdc
まとめ
めったにやらない作業なので、備忘録としてまとめておきました。
これでしばらくデータが消える心配をしなくてよさそうです。